ちがさねKenshi倉庫

PCゲーム、Kenshiに関するブログです。モッダーなので解析的なデータを多く扱います。

テックハンターは意外と個性派ぞろい?

ワールドエンド、フラットラグーン、モウン、ブラックスクラッチ
大陸の各地に拠点を構えるテックハンターはKenshiの世界において、シェク王国、ホーリーネーション、都市連合に続く第四の勢力と言えます。

しかし、バニラのテックハンターには他の三つの勢力とは違い、魅力的なNPCがいないように感じる人も多いのではないでしょうか。三大派閥随一の勢力圏を誇る都市連合にはほとんどの都市にそこを修めるユニーク領主がいますし、ホーリーネーションにもフェニックス、セタ、ヴァルテナと言ったユニーク審問官、シェク王国ならエサタ、セト、ムカイと言った名の通った戦士がいます。対してテックハンターはワールドエンドの研究施設に、引きこもるようにしてイヨとフィンチという科学者がいるだけです。しかもその二人にテックハンター達を直接率いたり、前線に出ているようなイメージはありませんし、辺境の遺跡探索を行うテックハンター達のリーダー像とどうも結びつきません。しかしずっとKenshiをプレイしていると、どうもテックハンターにはゲームに実装されていないだけで他にもユニークなキャラクターがいるんじゃないかという気がしてきます。

例えば、酒場のテックハンター達が稀にするこの会話(原文ママ

テックハンターA
「先週は、トレップ隊長のもとで働くはめになってさ...」
テックハンターB
「オイ、ひどい目に合わされなかったか...」
テックハンター
「無事に戻って来れて良かったな。あの女はトラブルの元だからな...」

トレップ隊長という女性。
どうやら周囲の仲間からは警戒されている模様ですが、そこそこの立場に就いているようです。この女性の名前は他の場所でも出てきます

テックハンターのノート:ホーリーネーション

~~(中略)~~
「あんなどうしようもない所には行くもんじゃねえ。10歩歩けば、クソパラディンに鼻を突き合わし、服装がどうの、よく分かんねえいちゃもんをつけられる。最後にはピカピカの兜をかぶったサル野郎を怒らせちまって、殺されそうになったから、反撃しちゃったよ。結構な数をやっちまったが、あいつら、次から次に湧いてくるんだ。一国全てと戦えってのか。もう血みどろさ。あの後、仲間からは白い目で見られちまったよ。ハ、ハ!まあ、面白かったけどな。」

--トレップ

確かにトラブルの元ですね。よく読むとパラディンと戦闘になったのは彼女の服装を見咎められたからだそうです。ホーリーネーションの教義的は女性に差別的に厳しいので、そこでいちゃもんを付けられたのでしょう。トレップ隊長が女性であるという事は間違いなさそうです。

他の書籍も見てみましょう。いくつか連続で掲載します。

テックハンターのノート:スワンプ

~~(中略)~~
「人を担ぐ覚悟をしておいた方が良いぜ。何せ踵めがけて噛みついてきやがるブラッドスパイダーを振り切りながら、大半の仲間を担いで、忌々しいスワンプを横切る事になるからな。怪我をした仲間を10分でも1人にしてみろ、戻った時には衣類の山と、中身のない皮しか残っちゃいねえ。」

--トレップ

テックハンターのノート:シュリーキング・フォレスト

~~(中略)~~
「あそこは面白い場所だ!」

--トレップ

テックハンターのノート:アッシュランド

~~(中略)~~

「アッシュランドでの生存は無きに等しい。過去の偵察隊は全て抹消されている。偵察は周囲のエリアに留めておく事をお勧めする、それでも良い発見があるはずだ。」

--イヨ

「不可能ではないんじゃないかい?ソノラスを通る必要もないしな。アッシュランドの放浪者たち(※1)でさえ行けたんだ、行けないはずがない。まあ、参加してくれる仲間が見つかれば、の話だが。所詮、どいつも臆病なんだよ。」

--トレップ

※1、原語ではThe Ashland Driftersという表記。固有名詞であり特定の探検隊を指している

テックハンターのノート:ブラック・デザート

~~(中略)~~
「帽子を決して忘れるな。あと、ブーツがなければ足が溶けてしまうぞ。」

--トレップ

性格はかなり豪快なようですが脳筋という訳ではなく、デッドランドに関しては有益な情報を残していたり、経験豊富なようです。ちなみに※印を付けたAshland Driftersという探検隊はかつてテックハンターが何らかの目的を果たすために結成したグループでしたが、アッシュランドへの到達はかなわずソノラスダークでステキな人たちに襲われ壊滅。辛うじて数人が生還しますが、一部は心を病んでしまいました。

トレップ隊長以外にもテックハンターには数多くのユニークな探検家・研究家がいるようです。権利的な配慮からこれ以上の直接引用は避けますが、どんな人物が何処でまとめられているのかを以下にまとめておくので、興味のある方はぜひゲーム内で書籍を探してみてください。なお、マシニスト関連の書籍はワールドエンドの研究所、「テックハンターのノート」シリーズはテックハンターの酒場で購入可能です。

フィッシュ

「テックハンターのノート」のアッシュランド編、スワンプ編に寄稿したテックハンター。

ゼッド

「テックハンターのノート」のアッシュランド編、スワンプ編、ホーリーネーション編に寄稿したテックハンター。なお偶然かもしれないが、ゲーム内には没データとしてKenshiのトレイラー制作に用いられたと思われる部隊のデータが残されており、この中の一人の名前がゼッドとなっている。

スイマー

「テックハンターのノート」のシュリーキング・フォレスト編に寄稿したテックハンター。

サビーナ

「失われた古代文明II」、「オクラン教理論と調査結果との関連性I」、「大量絶滅II」の著者。これらの書籍はワールドエンドの大学に置かれており、彼はマシニストか、それに近いテックハンターと思われる。

アティカス

「フォーセークン・ハウラーの伝説」、「ファウル・ハウンドの伝説」、「大量絶滅III」の著者。書籍は大学に置かれている。マシニストか、それに近いテックハンターと思われる。

イダード

「ミスト・グールの伝説」、「グリーブ・レイスの伝説」、「首無し古代人の伝説I」、「文明の分類と進化I」、「スケルテックの謎II」、「文明の分類と進化I」の著者。書籍は大学に置かれている。マシニストか、それに近いテックハンターと思われる。

エジャック

引退したテックハンターであり、「テックハンターのノート」の買い物ガイド編を執筆。

フィオン

「首無し古代人の伝説I」の古代人を報告した人物。しかし古代人の目撃者は彼一人であり、フィンチによれば彼は飲んだくれであり、情報は間違いなく誤りであるとのこと。